一番好きなロックバンドは何かって聴かれたら、まあ選ぶのは難しいんですが、聴き続けてる期間と頻度で言えば「イエス」か「ザ・バンド」です。

イエスはいわゆるプログレとして括られることが多いですが、僕個人はそれほどプログレが好きというわけではなくて、メロディとハーモニーと演奏のテクニックの良さが際立った、曲の長いロックバンドとして聴いてます。

数年前には「ジョジョの奇妙な冒険」のアニメ版で「Round Abount」がエンディングテーマ曲として使用されてので、洋楽とかロックを聴かない層にもアピールできたことはとても嬉しかったです。

そんな筋金入りのイエスファンである僕おすすめのアルバムを選んでみました。

イエスのおすすめアルバム10選

危機 Close To The Edge(1972)

YESの最高傑作に挙げられることの多い本作。
長年聴いてる僕も異論なし。
最初は難解に感じるかもしれませんが、親しみやすいメロディーに親しみを感じ、キレのある演奏に圧倒されます。

カオスな展開を見せる表題曲「危機」、牧歌的で雄大な「And You And I」、ノリのいい「シベリアン・カートゥル」の全3曲。
「アルプス一万尺」パロディが出てくるのも楽しい。

 

サード・アルバム The Yes Album(1971)

You’re Is No Disgrace

黄金期とされるメンバーが揃う一つ前のアルバムで、オルガン専門のキーボーディスト”トニー・ケイ”在籍時のアルバム。
このアルバムから加入したギターのスティーヴ・ハウの活躍がすごい。

全6曲のうち、ほとんどの曲が今でもよく演奏される重要なレパートリーとなっています。

海洋地形学の物語 Tales From Topographic Oceans(1973)


ドラムが前任のビル・ブルフォードからアラン・ホワイトに交代して最初のアルバム。
アランはここから現在に至るまで、イエスのドラマーとして在籍し続けています。
アランはジョンレノンのアルバム「イマジン」やライヴにも参加したスタジオドラマー出身で、悪く言えば普通すぎて面白みに欠けますが、確かなテクニックとロック的なダイナミズムで攻めるドラムはめっちゃ熱いです。

こわれもの Fragile(1972)


1曲目はジョジョの奇妙な冒険に使われた「Round About」。
このアルバムからキーボーディストとして、あのリック・ウェイクマンが加入します。
リックはイギリスではテレビタレントとしても有名らしいです。

代表曲「燃える朝焼け(Heart of the Sunrise)」や「Long Distance Runaround」などの大曲の合間に、メンバー紹介的な子作品が挟まれているという構成。
ロジャー・ディーンによるジャケが最高です。

リレイヤー Relayer(1974)

錯乱の扉 (The Gates Of Delirium)

海洋地形学の物語の製作と、それに伴うツアーの後にキーボードのリック・ウェイクマンが脱退し、新たなキーボーディストとしてパトリック・モラーツが加入します。
リックがクラシカルな演奏を得意としていたのに対し、パトリックはジャズやフュージョン的なアプローチを持ってイエスに新しい風を吹き込みます。

全3曲の構成、カオス、牧歌的、攻撃的という流れは「危機」と似ていますが、より難解です。
それでも親しみやすいメロディがあるのは、ボーカルリストでありイエスのほとんどの曲の作曲を手がけるジョン・アンダーソンのおかげ。

究極 Going For The One(1977)


曲はいいんですが、もこもこしたサウンドはあまり好きじゃないですね。
イエスショウズのライブバージョンの方が数段カッコいいです。

ドラムのライドシンバルにディレイかけるのは、最近のイエスのライヴでもやってますけど、これもあまり好きじゃないですね。
ネガティヴなことばっかり言ってますが曲はいいんです。

イエスショウズ YesShows(1980)

ストラヴィンスキーの「火の鳥」で始まるおなじみのオープニング。

イエスソングス(YesSongs)という1974年に発売された有名なアナログ4枚組のライヴ盤がありまして、名ライブ版扱いされてるんですが、個人的には加入したばかりのアラン・ホワイトの勢い任せで荒いドラムに、前任のビル・ブルーフォードとの大きな落差を感じてしまい、それほど好きじゃないですね。

このイエスショウズは70年代後半のライヴ演奏を収録してるのですが、脂が乗りきったアラン・ホワイトのドラムが凄まじくて、何度も何度も聴きました。

2005年に惜しくも死去したベースのクリス・スクワイアがミックスを行ったということで、リッケンのゴリゴリしたサウンドのベースと、アランのドラムがめっちゃ強調されたリズム隊重視のサウンド。
ギターはペラッてますけどね。笑

ロンリーハート 90125(1983)

Owner Of A Lonely Heart


一般的にイエスというと、これまで紹介した70年代の曲より、トレヴァー・ラヴィンが加入して主導権を握り始めた80年代の方が有名なのかもしれません。
ラヴィン時代のイエスはあまり興味を持てないのですが、このアルバムはなかなか良いです。
オーケストラヒットを一躍有名にしたのはタイトル曲の「ロンリー・ハート」ですね。

最後に

他にも好きなアルバム、曲はありますが、よく聴くのは70年代のものです。

イエスの音楽性は大きく分けて、70年代、80年代、90年代以降に分けられると思います。
イエスはメンバーチェンジの多いバンドとして有名で、時には分裂したり加入、再加入を繰り返しながら現在まで続いています。
アルバムの数はそれほど多くはないので、網羅するのは簡単ですね。

2016年末の現時点では、母体となるYESの他に、ジョン・アンダーソン、リック・ウェリクマン、トレヴァー・ラヴィンを要したARWというバンドが今年になって結成され、2017年4月には来日公演も予定されています。
個人的にはARWの方がめっちゃイエスしてるので、来日がとても楽しみです。

何より、ドラマーのビル・ブルーフォード感がすごい。