
最近よく聴いてるラメルズ(RAMMELLS)の新しいEPが出たので、さっそく聴いてみました。
ラメルズとは?
ラメルズは日本の女性1人、男性3人の4人組バンドで、編成はヴォーカル&キーボード、ギター、ベース、ドラム。
キャッチーながら、ソウルミュージックに根ざした深みのある音楽性、演奏力の高さが魅力です。
新EP「take the sensor」を聴いてみた感想
僕はラメルズの前作「Authentic」がめちゃめちゃ好きで、今でも結構な頻度で聴いています。
なので、今回のEP「tahe the sensor」にも期待せずにはいられません。
というわけで実際に聴いてみたのですが、正直申し上げて個人的にはとても微妙でした。
単純に好みの問題だと思うのですが、「Authentic」みたいにメロディアスでロック寄りでフックの効いた音楽を期待してたぶん、ちょっと肩透かしを食らった気分です。
メロディが残念
まず、全体的にメロディが弱い気がします。
「Authentic」に収録されていた曲は、J-POP風だろうとヒップホップ風だろうと、そこにはつい口ずさみたくなるような秀逸なメロディがありました。
しかし、今回の「take the sensor」の曲は、どれもなんだか淡々としたメロディで、それが逆に良いという人もいるのかもしれませんが、個人的にはあまり刺さりません。
演奏力もミックス的な観点からみたサウンドも好みなので、この点はすごく残念に感じました。
黒田秋子さんのヴォーカルについて
ラメルズの紅一点、黒田秋子さんのヴォーカルもスゴく好きなのですが、今回は”熱”に掛けてる印象を持ちました。
といっても、黒田さんのヴォーカルはがなりたてるようなスタイルではなく、どちらかといえばクールなニュアンスが持ち味なので、ヴォーカル自体に”熱”が欠けているわけではなく、曲そのものが弱いのかもしれません。
何歌っても自分色に染めることができる、稀有なヴォーカリストなのではないでしょうか?
演奏は相変わらずかっこいい
曲そのものはイマイチだと感じましたが、バンドの演奏自体は相変わらずかっこいいですね。
というか、むしろますますテクニカルになってるような。
まあ、僕はテクニカルなだけの音楽に魅力を感じることはないのですが、音楽的な面白さを表現するための道具として、とてもよく機能していると思います。
ラメルズはつい語りたくなるバンドである
というわけで、ネガティブなことばかり書いてしまいましたが、まだ聴き始めたばかりなので、あとで印象が変わるかもしれません。
こんな感じで、偉そうにうんちく垂れたくなるのも、ラメルズがとても魅力的なバンドだからなんですよね。
深く聴き込む価値のあるバンド。
個人的にはラメルズらしさを保ちつつ、大衆性のあるメロディを追求していって欲しいなと思います。