和のテイストを持った曲を作るための方法論です。

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日本っぽさを醸し出せるスケールについて学んでみた

ピアノの白い鍵盤をドレミファソラシドと弾くと明るいCメジャースケールですが、ラ始まりで「ラシドレミファソラ」と弾けば暗い印象のAマイナースケールになるように、用いる音程を並び順が同じでも、どの音を主音とするかによって印象が変わってきますよね。

これらは教会旋法(チャーチモード)の一種で、例えば他にも「レ」始まりは「ドリアン・スケール」、「ソ」始まりは「ミクソリディアン・スケール」という風に名前がついていて、それぞれ異なった印象を受けます。

今回は、そういった配列が並び替わった関係にあるスケール(音階)の中でも、ヨナ抜き音階に代表される、日本的(和風)な5音音階について僕が勉強したことをまとめてみます。

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ヨナ抜き長音階のグループ

ヨナ(四、七)抜き長音階 (ペンタ、呂音階)

ド・レ・ミ・ソ・ラ・ド

ドレミファソラシドという長調(Cメジャースケール)の並びから、4番目のファ、7番目のシを省いたものがヨナ抜き長音階。

ギター弾きの方にはペンタトニックスケールという名前でお馴染みだと思います。

ドから順番に弾いただけで日本っぽさを感じますが、スコットランド民謡など、他国の土着的な音楽にも多いそうです。

メロディを「レ」か「ソ」で終われば童謡っぽくなりますね。

「ド」で終止せず、余韻を残したような寂しげな終わり方をする曲が多い気がします。

ちなみにメロディが「レ」で終止する場合、童謡っぽく終わらせるにはコードは「Dm」がいいと思います。

「Dm」にはこの音階にない「ファ」の音が短3度にありますが、聴いた感じは違和感ないです。

ニロ(二、六)抜き短音階 (マイナーペンタ)

ラ・ド・レ・ミ・ソ・ラ

ヨナ抜き長音階を「ラ」の音から始めたもの。
最初に書いたCメジャースケールとAマイナースケールの関係と同じですね。

日本語での音程の読み方「ハニホヘトイロ」と混同しないように注意。

「ニロ」は数字の2と6です。ギタリストにはマイナーペンタトニックスケールでお馴染み。

和風っぽくもあるけど、ロックという印象も強いですね。

田舎節(陽音階)

レ・ミ・ソ・ラ・ド・レ

ヨナ抜き長音階を「レ」から始めたもの。

アニメの日本昔ばなしののんびりとした田舎のシーンで流れて来そうな雰囲気。

メロディだけで考えるとヨナ抜き長音階と区別がなさそうな感じですが、音階として順番に鳴らすとやはり雰囲気が異なります。

律音階

ソ・ラ・ド・レ・ミ・ソ

ヨナ抜き長音階を「ソ」から始めたもの。

呂音階と同じく雅楽で用いられ、元来は中国から伝わったものだそう。

こういう響きを覚えると、そっち系の曲を作ってみたくなりますね。

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ヨナ抜き短音階のグループ

ヨナ抜き短音階

ラ・シ・ド・ミ・ファ・ラ

マイナースケールのラシドレミファソラから4番目と7番目の音を抜いたもの。

大正、昭和初期の哀愁のある曲調をイメージさせる音階です。

都節 (陰音階)

・基本形

ミ・ファ・ラ・シ・ド・ミ

・変形

(上行) ミ・ファ・ラ・シ・レ・ミ
(下行) ミ・ド・シ・ラ・ファ・ミ

前述の「田舎節」に対して、こちらは気品のある高貴な響きで、琴の音色が合いそうですね。

オシャレな和風感を漂わせるにはこれが最適かな。

基本形は上行する際に「ド」から直接主音の「ミ」に行くのに対し、変形バージョンは「ド」が全音上がって「レ」を経由します。

主音「ミ」に行くための導音を作ってるものと考えられますね。

ちなみに、下行の場合は「ド」は使いません。

ただし、ポップスなどで取り入れる場合は、「ド」、「レ」のどちらも含めたスケールとして利用するのが普通だそうです。

その場合の構成音は

ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ

Eフジリアンから3度の「ソ」を抜いたものと言えます。

コードをつける場合は「ソ」の音も使えるけれど、一般的には半音上げて「ソ#」にしてドミナントコード、つまり「E7」として使うことが多いそうです。

そして、この構成音は「Aハーモニック・マイナースケール」と同じになります。

メロディなどのスケールとして使う場合は「ソ#」を避けた方がより和風的で、縦軸のハーモニー(コードなど)に用いる際は、「ソ」も「ソ#」も使わない「Esus4」をドミナントコードにした方が日本っぽさが出せそうです。

ニロ抜き長音階 (琉球音階)

ド・ミ・ファ・ソ・シ・ド

和風とはまた違いますが、弾いた瞬間沖縄気分になれる琉球音階。

ポップスで利用した例としては「島唄」がよく取り上げられますね。

参考にしたサイトへのリンク

調べればまだまだ奥が深そうで、興味が尽きないです。


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