クラシック音楽がとっつきにくいと感じる理由

テレビ番組や映画で頻繁に耳にしてるはずのクラシック音楽ですが、いざ聴こうとするとなんだかとっつきにくいイメージがありますよね。

なぜそう感じやすいのか?

まずはその理由を挙げてみます。

曲が長い

もちろん長い曲ばかりではないですが、例えば交響曲は第一楽章から第四楽章まで合わせて30〜60分前後、またはそれ以上の長さ。

通しで聴くにはそれなりの時間が必要だし、かといって楽章ごとに分割して聴くのもなんか違う気がする。

実際はちょっとずつ分割して聴こうが何しようが聴く人の自由なんですけど、楽曲を最大限楽しむには最初から最後まで通して聴くのがベストな気もするし。

そうやってると段々と聴く機会がなくなって遠のいていきます。

なんだか敷居が高そうだし難しい

オーケストラの演奏者はみんな黒い燕尾服を着てるし、真面目そうでかしこまってるし。

聴く方も聴く方で、コンサートに行けばお客さんはそれなりにドレスアップして静かに耳を傾けています。

なんとなく小難しいイメージがありますね。

歌(ボーカル)が入っていない

歌曲もありますが、いわゆる現代の歌ものとは全然違う為親しみにくく感じます。

特に

特に、興味のない人にとって演奏時間の長い交響曲などをじっと聴いてるのは苦痛かもしれません。

曲のタイトルが意味不明

「モーツァルト 交響曲第40番 ト短調 K.550」などと言われても意味が分かりませんし、イメージも湧きません。

「月光」みたいに、タイトルをつけてくれればいいのにと思うかもしれません。

要するにその作曲家の作品ナンバーと曲の形式、調などがタイトルになっているので、1度聴いたものであれば、後で思い出すのには便利といえば便利です。

クラシック入門におすすめの曲

本題です。

「クラシックを聴いてみたいけど、曲が多すぎてどこから入ればいいのか分からない」という方の為に、個人的にオススメしたい曲をいくつかピックアップしてみます。

 

ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」

チェコの田舎生まれだったドヴォルザークは、その才能をかのブラームスに見出され、プラハ音楽院長やニューヨークのナショナル音楽院長を務めるほどの成功をおさめました。

ドヴォルザークは特にメロディが素晴らしいです。
メランコリックで日本人好みじゃないでしょうか。

この「新世界より」は、厳かに始まりながらもすぐに緊張感を増す第一楽章、日本では「家路」としても有名な第二楽章、でダイナミックでメロディも聞き馴染みのある第四楽章と、かなり親しみやすい交響曲。

 

ドヴォルザーク 弦楽四重奏「アメリカ」

「新世界より」と同じく、こちらもドヴォルザークがアメリカに滞在していた時期の作品。

ブラームスが褒め称えたというドヴォルザークのメロディセンスが光ってます。

ドヴォルザークは他に民族的な香り漂う「スラブ舞曲集」も聴きやすくておすすめ。

 

ブラームス 交響曲第1番

出だしから重すぎる!

この曲に限らずブラームスはかなり重厚だけど難解ではないのでハマる人はハマると思います。

交響曲は4曲しか書いてないけど、この第一番は15年かけて書き上げたそう。

同じドイツのベートーヴェンに憧れるあまり、交響曲の作曲についてはかなり慎重だったそうです。

もうちょっと軽めな「ハンガリー舞曲集」もおすすめ。

 

ショパン 「夜想曲集」

ショパンは基本メロディが美しいので何から聴いても良いと思うし、「この曲どこかで聞いたことある!」みたいな出会いが沢山ありそうです。

ピアニストであり、作ったのもほとんどピアノ曲。

「英雄ポロネーズ」なども有名ですね。

なんだかちゃんとクラシックピアノの練習したくなってきました。

 

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シベリウス 交響詩「フィンランディア」

序盤、メインのメロディを奏でる主役が金管、木管、弦と移り変わっていった後に聴こえてくるチェロのフレーズあたりで、早くもクライマックス感を感じてしまいます。

演奏時間は8分強ですが、旨味がギュッと濃縮されてるように思います。

オーケストラ曲の入門にも良さそう。

フィンランドでは第二の国歌と言っていいほど親しまれてる曲だそうです。

シベリウスの交響曲もとても好き。

入門としては交響曲第2番がよくおすすめされてます。

 

ハチャトゥリアン 「剣の舞」

運動会の駆けっこの曲ですね。

騒がしいけどコミカルで、目覚ましアラームの代わりに使っても気持ちよく起きれそう。

トロンボーンのグリッサンドがユーモラスで、リズムが裏打ちなのもかわいい。

バレエ「ガイーヌ」の中の一曲。

 

ホルスト 組曲「惑星」

「惑星」は「火星」「金星」「水星」「木星」「土星」「天王星」「海王星」の七つの楽章から成り立っています。

第四楽章の「木星」は平原綾香の「Jupiter」でも有名ですね。

作曲したホルストは、「惑星」を太陽系の惑星というより、占星術的な観点で作ったようです。

作曲当時、「冥王星」はまだ発見されていなかったとか。

「木星」の出だしは言葉にできない美しさで、一瞬で心を持って行かれます。

 

ビゼー  「ハバネラ」(オペラ「カルメン」より)

ビゼー好きです。

メロディが美しい。

ビゼー 「ファランドール」 (オペラ「アルルの女」より)

これもビゼー。

テレビのCMなどでよく流れてました。

シューベルト 交響曲第8番 「未完成」

タイトルの通り、本当に未完成。

シューベルト本人が第3楽章の途中まで書いたままほっぽり出してたらしく、死後数十年経ってから楽譜が発見され、のちに初演にこぎつけられたそう。

よってこの「未完成」は第二楽章までしかないけれど、シューベルトの曲の中でも特に人気の高い一曲。

って、僕はこの曲全然聞いたことなかったんですが。

 

R.シュトラウス 交響詩 「ツァラトゥストラはかく語りき」

映画ファンにはおなじみ、スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」のはじめの方でこの曲の導入部分が流れてきます。

有名なのはこの部分だけだと思うんですが、こういう取っ掛かりがあると流れで最後まで聴けちゃうので良いです。

オーケストラで使われる楽器を演奏してみよう

紹介した曲が個人的な好みに偏り過ぎたかもしれません。

僕もまだまだクラシック音楽には浅いですが、ここで取り上げた曲は全部好きな曲です。

絶対自分にあった作曲家っていると思うんです。

有名だから、人気だからといって、全部が全部必ずしも自分の好みに合うとは限らないので、いろいろ幅広く聴いてみて、自分の感性にマッチする作曲家を探すのが良いと思いますね。

当たり前か。

あと、オーケストラで使われるヴァイオリンやトランペット、フルートなどの楽器は、多くの人の場合ギターみたいに身近にある楽器ではないと思うので、初心者用の安物でも良いので買ってみて実際触ってみると、よりクラシック音楽が楽しめるかもしれません。