前作の「New」から5年ぶり、ついに僕が敬愛するポール・マッカートニーのニューアルバムがリリースされました。

アップルミュージックで一通り聴いたので、感想をサクッと書いていきます。

(数日聞き込んで印象が変わったため、一部追記・リライトしました。)

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エジプト・ステーション(Egypt Station)の感想

1.Opening Station

旅の幕開けを感じさせるインスト。

取り立てて語ることはないですね。

2.I Don’t Know


とてもポールらしいバラード。

たまにポールが作りがちな、やや冗長で甘ったるいバラードとは一線を画しています。

こういう使い古された言い方はあまりしたくないのですが、ビートルズ時代のポールの作風が感じられます。

途中で女性コーラスが入ってくるのが新鮮だし、実質的なアルバム1曲目がマイナーキーのバラードというもの、過去にはなかったような。

もしこの曲がアルバムのラストだったら、ビートルズの「The End」とか、ソロの「Beautiful Night」みたいに、曲が終わったと思わせておいて、最後にちょっとしたお遊びを入れてたかも。

3.Come On To Me


この曲は好きな人も多いようですが、どうも単調に思えて僕はダメでした。

楽しみどころがわからない。

2007年のNod Your Headもそうだけど、こういう作風って2000年代に入ってからじゃないかな。

前の曲「I Don’t Know」からの流れもあまり良くないような。

4.Happy With You

ポールのアルバムには必ず1曲は入ってるような、4つ打ちアコースティック弾き語り系。

いつもならだいたいいい曲になるんだけど、これはもう聴かないかな。

こういう曲は魅力的なメロディがないと厳しいと思うんですが、これは1本調子だからつまらない。

5.Who Cares


こういう感じの曲は、今までのポールの曲にはなかったかも。

コーラス部分は面白いけど、1コードで引っ張る部分が多いせいか、全体的にやや単調な印象。

でもかなり好き。

6.Fuh You


悪くないけど、いまいちグッとくるものがないです。

このアルバムの中では一番キャッチーで親しみやすい曲ですね。

7.Confidante


まず、音圧が高すぎてアコギの音が耳障り。笑

でも、最近ではこのくらいが普通かも。

これまたメロディが一本調子でつらい。

8.People Want Peace

80年代のソロアルバム「Press To Pray」のボツ曲にありそう。笑

うーん、これも淡白だなあ。

9.Hand In Hand

この曲でガラッと雰囲気が変わります。

76歳の今のポールの声としては艶があるし、曲自体も結構好きな感じ。

木管楽器が良いアクセントになっています。

10.Dominoes

これも悪くはないですね。

バッキングヴォーカルの揺らぎ処理や、最後の方の逆回転サウンドが、そこはかとなくサイケ感を醸し出しています。

11.Back In Brazil


今回の「エジプト・ステーション」の中では一番好きかな。

全体的にかなり面白いアレンジ。

この曲だけポールの声が若く聞こえるのは気のせい?

なぜか日本語で「イチバン!(一番)」ってコーラスが連呼されてて笑えます。

12.Do It Now

ポール版「いつやるの?今でしょ!」の歌。

タイトルからして元気の押し売りソングかと思いきや、まさかのバラードでした。

壮大なバラードなんですが、聴いてて少し眠くなります。

13.Caesar Rock

出だしの短いドラムがカッコいい。

この曲に限らず、このアルバムでは多くの楽器をポール自身が演奏していると思いますが、ポールのドラムって味があって良いんですよね。

この曲は初期のウイングスっぽいアホっぽさがあって、熱心なファンはニヤニヤしちゃうかも。

14.Despite Repeated Warnings

ポールお得意の、曲の途中から曲調がガラッと変わるパターン。

3曲分くらいあって、結構力作。

バラードパートは間をたっぷりとったメロディなどが、1986年のソロアルバム「Press To Pray」に収録されていた「However Absurd」っぽい。

ただ、バラード部分が特にそうなんですが、昔のポールの声で歌えばもっと表情豊かになっただろうと、無い物ねだりしたくなります。

15.Station Ⅱ

つなぎのインスト。

16.Hunt You Down/Naked/C

複数の曲がメドレー形式でつながっています。

ウイングスのアルバム「Red Rose Speedway」の後半のメドレーを思い出しますね。

というか、これは確実に1975年前後のウイングスの全盛期を意識していると思います。

まあ、意識してるもなにもポールそのものなんですけどね。

まとめ

今回のアルバムは結構評判良いようですが、個人的には正直言ってイマイチでした。

演奏は良いし、アレンジも面白んですが、やはり全体的にメロディが弱い印象があります。

先行シングルの「I Don’t Know」が素晴らしかったので、絶対良いアルバムになりそうだと期待したんですけどね。

今のところ繰り返し聴きたいと思えるのは「I Don’t Know」「Back In Brazil」「Hand In Hand」「Despite Repeated Warnings」くらいでしょうか。

とはいえ、まだ通しで3回くらいしか聞いていないので、あとで評価は変わるかもしれません。

(追記)

その後、何度も繰り返して聴いているうちに、かなり印象が変わってきました。

まず、メロディが弱いなと感じていた件についてですが、ふたつの音程を交互に繰り返すメロディが目立つなど、安直なところも確かにあります。

しかし、ポールらしい良いメロディも至るところで聴けるんですよね。

ただ、年齢のせいか、どうしても一本調子というか、昔に比べると表情に乏しい歌い方なので、メロディに抑揚がないように聞こえてしまうのかもしれません。

そういった仕方のない点を除けば、全体的には結構良いアルバムだなと思います。

少なくとも前作の「NEW」よりは頻繁に聴くことになりそう。

よろしければ、あなたの感想を下のコメント欄でお聴かせいただけると嬉しいです。

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