
BGMを作ろうっていうのに、オーケストラの知識がゼロに等しいって致命的ですよね。
今年の2月くらいから少しばかり真剣に取り組み始めまして、自作曲にオーケストラを取り入れてみたりしています。
もちろん今も勉強中だし、終わりはないのかもしれませんが、右も左も分からない状態からは抜け出せました。
そんな僕がオーケストラの学習に使った教材や勉強法などを書いておこうと思います。
オーケストラの編成や、楽器の基本的な使い方、用い方を学ぶ
ドラマーだということもあり、音楽の理論的な知識はあまりありませんでした。
ギターのコードを一通り押さえられるとか、その程度。
そこで、まずは音楽理論の基礎の基礎てきな部分(和音の重ね方やメジャー、マイナースケールの仕組みなど)を身につけた後、オーケストラアレンジと楽典の入門書を買ってきて、食い入るように読みました。
外出先での空き時間や、お風呂に入るときなども読んでいたので、水でふやけたりして結構ボロボロですが問題なく読めます(笑)。
何冊か読みましたが、特にわかりやすくてタメになったのは次の2冊。
一冊でわかる楽典 / 坂口博樹 編著
索引として使ってます。
実践!やさしく学べるオーケストラ・アレンジ / 彦坂泰人 編著
オーケストラのアレンジの基礎はこれ一冊で完璧な気がします。
初心者が知りたいと思うようなことはだいたい網羅してありますし、実践しながら段階的に学べるのもいいです。
管弦楽技法 / ゴードン・ヤコブ 著
オーケストラアレンジについて、より具体的に突っ込んだ内容となっています。
fluteは oboe,clarinet,bassoon に輝きを与える。また、horn も 以上のもの octave で重複されるとき同様である。
violin と horn は融合性を欠くため, よい octave 結合を作らない。
こういった感じで、文体が古いので何度が読み返さないと理解しにくいんですが、やるべきこととやるべきでないことが具体的に書かれているのですごく勉強になります。
オーケストラアレンジにおいての守破離の「守」の部分を身につけるのに最適なのでは。
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インプットとアウトプットを繰り返す
ここまで紹介した本をしっかり読めば、アレンジの軸みたいなものが分かってくるし、オケ曲を聴いた時にどの楽器がどのポジションでどんな演奏をしてるのかが理解しやすくなります。
あとはとことん聴いてインプットして、ガンガン作ってアウトプットするのが良いのかなと思います。
クラシック曲のスコアをまるっとコピーするのも発見と学びが多いのでオススメです(なかなか時間がかかりますが)。
DTMでクラシック / 小谷野 譲一
有名曲のオイシイ部分を実施にコピーしながら、要所要所で打ち込みのテクニックが学べます。
ムソルグスキー/ ラヴェル 組曲<展覧会の絵>
好きな曲のスコアが手に入れば、それを打ち込むのも楽しいですね。
ストラヴィンスキー 火の鳥 1910年版
ミニチュアサイズのスコアで印字のつぶれが気になるものの、1,000円くらいで手に入ります。