Amazonプライムビデオで配信が始まっていた「マザー(吹き替え版)」という映画を観ました。

主演は今をときめく若手女優のジェニファー・ローレンス。

なんだか語りたくなってしまう映画だったので、少しばかり感想などを書いてみます。

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マザーのあらすじ

マザーのあらすじは意外とシンプルです。

二人暮らしをしている夫婦の家に、見ず知らずの訪問者が次々にやってきます。

詩人である夫が発表した新しい作品がヒットしたことで、雑誌の記者やファンなどがつめかけてきたというわけ。

来る客来る客を家の中に招き入れる夫と、まるで我が物顔で家の中に居座る客たち。

「二人の持ち物は全てみんなのもの」と言わんばかりに、分け与えもてなす夫。

そのうち調子に乗った客たちが略奪をし始めるものの、「どうせ物なんだから、買い直せば良い」と妻を優しく慰めます。

しかし、訪れる客の数は日増しに膨れ上がり、家の中をめちゃめちゃにされ、産んだばかりの赤ちゃんを殺されてしまった妻の怒りは頂点に達し、ついに・・・・。

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マザーは面白い?つまらない?

マザーを観た人の中には「意味がわからない」という感想を持つ人も多いと思います。

Amazonのレビューを見ても、評価が真っ二つに分かれるというより、低評価の方が多いです。

Amazon マザー吹き替え版の評価

マザー吹き替え版

amazon マザー字幕版の評価
マザー字幕版評価

吹き替え版の方が低評価が多いのは、吹き替え版を選ぶ視聴者がマザーをカジュアルに鑑賞した人が多いからでしょう。

そう、マザーはなんとなく流し見してて楽しめるような映画ではありません。

先ほど書いたように、ストーリー自体はシンプルなのですが、ただストーリーを追いかけてるだけだと「なんでそうなるの?」「意味がわからない」「つまらない」となってしまうのです。

個人的な感想を率直に言わせてもらうと、この作品はつまらないと感じました。

ただ、マザーが酷い作りの映画だというわけではありません。

むしろ良くできている映画なのですが、エンターテイメントとして楽しむような映画ではないのです。

マザーの本質は聖書のメタファー(暗喩)である

マザーは聖書のメタファー(暗喩)として描かれています。

どういうことかというと、ジェニファー・ローレンス演じる主人公は、聖書で言うところの「母なる大地」言い換えれば「地球」で、詩人である夫は「創造神」なのです。

そして、訪れる客は「欲深き人間たち」を表しています。

この観点を持ってマザーを観ると、単純にストーリーとしての観点だけで観ていては意味が分からない事象について、「ああ、これはこういう事なんだな」と、納得感できるはず。

ただし、納得感はあってもそれが面白いかと言われると「うーん」と首を傾げてしまいます。

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「マザー」とフランツ・カフカの「変身」の共通点と、作品に込められたメッセージとは?

マザーを観て思い出したのが、フランツ・カフカの小説「変身」。

変身は、「男がある朝目覚めたら巨大な虫に変わっていた」というお話で、解釈は色々あるけれど、個人的にはいわゆる「引きこもり」をメタファーにしてるのだと理解しています。

マザーも変身も、現実をありえない非現実で描いているという点で、共通していますよね。

どちらの作品も作者のメッセージがあり、マザーは「地球環境」、変身は「引きこもり」について、普通に生活しているとなかなか気がつきにくい問題を、身近な危機としてよりリアルスティックに実感させようという狙いがあると思います。

エンタメ性は低いものの、一度は観ておいて良いんじゃないかなと思わされた作品でした。

ただ、ツイッターとかを見ると「超胸糞悪い!」という感想が多かったですが、そんなに胸糞悪いですかね?

もっと胸糞悪い映画はいっぱいあると思うんですが。

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