バンドやソロミュージシャンとしてライブに出演する際に意外に悩みどころとなるのが、「MCで何を喋るか?」ということじゃないでしょうか?

「MCなんて時間の無駄だからやらない!その分1曲でも多く演奏する」

という方も多いかも知れません。

まあ、一番大切なのは音楽そのものですが、かといってライブMCが不要かというと、やはり見過ごせないメリットがあるのは確かです。

やる意味があるからみんなやっているわけです。

「ライブMCはいらない派」の方も、今からお話しするメリットにちょっとだけ耳を傾けてみてください。

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そもそもMCってなに?

MCは「Master of Ceremonies」の略で、「司会」「進行役」という意味です。

音楽のライブにおけるMCとは、演者が曲と曲の間などで話をすること、あるいはその時間を指します。

ライブにおけるMCは、ファンになってもらうための強力な手段になる

「ライブのMCをやることにどんなメリットがあるの?」という問いに対して先に結論から言うと、

お客さんを自分のファンにする強力な手段になる

ということです。(ここで言うお客さんとは、自分以外のミュージシャンのファンだったり、不特定多数の人が集まる場所での観客という意味です。具体的には、対バン形式のライブや路上ライブなどを見に集まったお客さんですね。)

ではなぜ、ライブMCがファンになってもらう強力な手段になり得るのでしょうか?

ファンは音楽的なものと同時に、人間的なものに惹かれる

1人の人間がある特定のバンドやミュージシャンのファンになるとき、いったいどんな心理が働くのでしょうか?

これを考えると、ざっくり以下の2種類に分けることができます。

  • 音楽に惹かれる
  • 人間(演者)に惹かれる

音楽に惹かれてファンになるのは当然ですが、演者そのものの人間性、人柄、キャラクター、外見といったものも、ファンになる動機として大きなウェイトを占めています。

あなたの大好きなミュージシャンを思い浮かべてみて下さい。

彼、彼女らが生み出し奏でる音楽はもちろんのこと、人間そのものにも大きな愛着があるのではないでしょうか?

自分たちのファンになってもらうためには、音楽だけでなく「人間的な要素」をしっかり伝えていくこともとても大事になってくるんですね。

つまり、音楽だけは伝えきれないことを、MCの時間を利用してお客さんに伝えていくのです。

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人が人に惹かれるとき

人が人に惹かれるのは「親近感」や「共感」「憧れ」といった感情が芽生える瞬間ですよね。

このうち人に「憧れ」という感情を持ってもらうのは少し難易度が高く、自分ではなかなかコントロールしづらいところがありますが、「親近感」や「共感」は割と簡単です。

誰かの話に共感を覚えたり親近感が湧いたりすることは、あなたの普段の生活でも珍しくないことだと思います。

そう考えると、ライブでMCをやらない手はないですよね?

MCで自分のストーリー(物語)を語ることで親近感や共感を与える

MCで親近感や共感をもってもらうためには、「自分のストーリーを語る」ことが重要です。

たまに、「ライブMCで自分のことを話すのはNG!お客さんとコミュニケーションをとれ!」という意見を耳にしますが、ファンを作るという意味ではベストな方法とは言えないと思います。

なぜなら、ただコミュニケーションをとっただけで、その人のファンにはならないから。

そもそも、1対1でじっくり話し込むならまだしも、ライブでの「演者対お客さん」のコミュニケーションなんてたかが知れてます。

それよりも、「自分のストーリーを語る」方が効果的です。

ではなぜ、自分のストーリーを語ると親近感や共感を与えることができるのでしょうか?

ストーリーは感情を動かしやすい

「感情を揺さぶるストーリー」という言い方もあるように、ストーリーには人間の感情を動かす力があります。

先に挙げた「親近感」や「共感」というのも、当然ながら感情の一種です。

したがって、お客さんに「親近感」「共感」をもってもらうためには、MCでストーリーを語ることが効果的なのです。

曲にまつわるエピソードを語るのがおすすめ

「ストーリーを語る」といっても、漠然としすぎていて何を話せばいいのか分からないかもしれません。

おすすめなのは、「次に演奏する曲にまつわるエピソードを話す」ということです。

「なんでその曲を作ったか?」でもいいし「曲で伝えたいことの要約」でもいいし、「製作中の悩み」とかでも良いと思います。

ポイントは「強く印象に残ったことを話す」ということ。

自分が強く印象に残ったエピソードは、つまり感情が強く動いたストーリーです。

お客さんにしっかり伝えることができれば、お客さんの感情を動かすことができるでしょう。

そのストーリーに「私もそう思う」と共感したり、「私も同じ経験した」と親近感を覚えるお客さんは多かれ少なかれ一定数いるでしょうし、そういったお客さんはあなたのファンに一歩近づいたことになります。

問いかけから入ると話しやすいし興味を引きやすい

MCでストーリーを語るときのポイントをもうひとつ。

ストーリーは「お客さんへの問いかけ」から入ると、「あなたに話しかけてますよ」というアピール代わりになってお客さんが耳を傾けてくれやすくなります。

また、問いかけることでお互いのコミュニケーションの準備ができるため、MCする方もラクに話しやすいです。

聞いてるか聞いてないか分からないお客さんに話しかけるのは、辛いしテンション下がりますからね(笑)。

具体的には「あなたは◯◯な経験ありますか?」のように、今から話すストーリーを自分事として聞いてもらえるような問いかけをすると、より聞き手に響きます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

ライブMCを一切しないというのも、バンドやミュージシャンの世界観を表現するひとつの手段ですので、否定するものではありません。

ただ、もっともっとファンを増やしたいのであれば、MCの時間を有効に利用すると良いですよ!というお話でした。

ちなみに僕はドラマーなので、MCの出番はほとんどありません(笑)。