オリジナリティ作曲

アーティストとして作曲するのであれば、自分のカラーが色濃く出た、個性的かつ魅力のある曲を作りたいですよね。

「個性なんてものは、曲を作りまくっていればそのうち出てくるから、まずはとにかく量産すべし」

みたいな根性論もありますが、どうにか戦略的に個性を出していく方法はないかと考えた時、ひとつの結論に至りました。

「リベラルアーツを学べば、オリジナリティの高い楽曲を作れるのではないか?」

ということです。

ちなみに、僕はまだこの考え方を実践して曲を作っているわけではないので、あくまで「こういう考え方もあるんだなあ」くらいで読んでいただけるとうれしいです。

では、どういうことかを具体的に説明していきます。

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リベラルアーツを学ぶとアイデアを生み出す発想力が高まる

発想力アイデア

リベラルアーツとは何なのかをざっくり言うと「教養」です(一般的に使われる意味での教養とはニュアンスが異なる部分もあるのですが)。

このリベラルアーツは、「自由七科」と呼ばれる7つのジャンルに分けることができます。

【リベラルアーツの自由七科】

  • 文法学
  • 修辞学
  • 論理学
  • 算術
  • 幾何
  • 天文学
  • 音楽

多様なジャンルの基礎的知識や固有の考え方を身につけることによって、広い視点でものごとを見ることができるようになります。

音楽のことだけを勉強すればめちゃめちゃ音楽に詳しくなることはできるでしょう。

でも、他のことに関しては無知なので、音楽という専門分野の範疇でしかものごとが判断できなくなります。

「金槌しか持っていない人は、すべてが釘に見える」

というアレです。

アイデアが生まれるのは、異なるジャンルを横断して異質なもの同士を組み合わせた時です。

全然音楽と関係ないことを考えているときに、突然パッと曲のテーマとなるアイデアがひらめいたことってありませんか?

それこそが、ジャンルを横断してアイデアが生まれている証拠。

そう考えると、リベラルアーツを地道に身につけていくと同時に、アイデアがひらめく機会も増えていきそうですよね。

なぜ発想力が高まると個性が出るのか?

発想力という言葉は、言い換えれば「独自の切り口を見つける力」とも言えます。

そして、独自の切り口は個性です。

独自の切り口を見つけて、それを作曲に生かすことができれば、少なくともセオリー通りに曲を作っているその他大勢から、頭一つ抜きん出ることが可能です。

極端に言えば、音楽の理論ばかりに囚われてしまった人は、理論に忠実ではあるが教科書的な曲しか作れない。

教科書通りの作曲なら、近い将来AIが問題なくこなせるようになるのは間違いないです。

教科書通りの曲しか作れない人は、これからの時代淘汰されていくはず。

もちろん基礎的な音楽理論を学ぶことは大事ですが、アーティスティックな楽曲を作りたい人、これからの時代を作曲で食べていきたいという人は、音楽の枠内だけに閉じこもっていてはいけないということは明白です。

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奇をてらった曲は個性的かもしれないが面白くない

たまに個性を出そうとして、奇をてらった突拍子もないことをする人がいますよね。

お笑い芸人とかでもちょいちょい見かけます。

でも奇をてらったところで、それが面白いか?と言われると、まったく面白くないケースがほとんどではないでしょうか。

寒い芸をやって凍りついた場の空気で笑わせるという芸風はありますが、芸自体がつまらないので面白さの本質ではないと思います。

音楽も同じで、奇をてらっただけの曲が良い曲だと評価されることは皆無でしょう。

例外として、前衛音楽などは一般人からすると奇をてらっているように聴こえますが、音楽のルールを踏まえた上で意図的に外しているものなので、ただ単に奇をてらっているだけの音楽とは分けて考える必要があります。

テーマが同じでも切り口で個性が出せる

おかしな曲

例えば、愛をテーマにした名曲は星の数ほどありますが、どれもそれぞれ個性的で独自の輝きをもっています。

その曲でしか感じられない色みたいなものがありますよね。

愛をテーマにしていながらも、演奏、メロディ、歌い方、リズム、歌詞などの要素で切り口が異なっているため、その曲独自の世界観=個性ができあがっているわけです。

なので、個性を出そうと思って無茶なテーマを選ぶ必要はありません。

人が共感を覚えるのは、愛とか日常生活といったごくありふれた普遍的なテーマなので、そのテーマについてどんな切り口で表現するかの方がよっぽど大切。

「その切り口を数多く出すためにも、リベラルアーツを学ぶべき」というのが、今回僕が出した結論です。

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リベラルアーツはどうやって学ぶのか?

先に紹介したリベラルアーツの自由七科は、現代でいうと大学の教養課程「人文科学」「自然科学」「社会科学」にあたり、主に書籍で学ぶことができます。

音楽や映画に関してはCD、DVD、最近では音楽の聴き放題、動画の見放題サービスがあるので便利ですね。

それぞれのジャンルにおいてどんな作品に触れれば良いかということですが、まずは「古典」と「評価の定まったもの」を選ぶと良いと思います。

古典と聞くと、「何十年何百年も前も知識を学んでも、将来役に立たないのでは?」と思うかもしれませんが、それは逆。

人類の長い歴史の過程で、淘汰されずに現代まで生き残ったものが古典なので、そこには現代でも通用する人類普遍の知恵や考え方があります。

まずは古典として有名な書籍や芸術作品から触れていきましょう。

長くなりましたが、最後に、リベラルアーツを学ぶ際の心構えや作品選びについて、個人的に参考になった本をご紹介しておきます。

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