おつかいイベント

僕はどちらかというとゲームが好きな方だと思いますが、あまり許容範囲は広くなく、人気のあるゲームはなんでも楽しめるというタイプの人間ではありません。なぜかというと、強制イベントやおつかいイベントが嫌いだからです。

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強制イベント、おつかいイベントとは?

強制イベントというのは、勝手に始まって自動的に進行するゲーム内のイベントのことです。この時、ゲームを遊んでいるプレイヤーは能動的な操作ができず、単なる傍観者となることを強いられます。

他方、おつかいイベントというのは、読んで字の如く「誰々に話を聞いてこい」とか「〇〇を手に入れてこい」というようなクエストを与えられ、それをクリアすることが目的となっているイベントのことです。”おつかい”というネーミングからも察することができるように、プレイヤー側に大きなモチベーションを与えてくれるようなものではなく、ゲームを進行させるための面倒な作業というところが特徴です。

ゲームをやらされている感

強制イベントとおつかいイベントに共通しているのは、やらされている感が強いという点です。「やらされている感」を覚えるかどうかは、プレイヤーの資質によるかもしれません。つまり、僕が強制イベントやおつかいイベントだと定義しているものでも、人によっては素直に楽しめる場合もあるかもしれません。いや、僕が観察した限りだと、ゲーム好きの人はそういうイベントも楽しめるという人の方が多数派のような気がします。

例えば、ファイナルファンタジー6やファイナルファンタジー7は一般的には超名作とされていますが、僕にとっては結構苦手な部類のゲームなんです。理由は前述したとおり、強制的に見せられるイベントが随所に挟み込まれており、そのひとつひとつがそれなりの尺があるからです。我慢できて数十秒といったところでしょうか。1分続くと、もう投げ出したい気分になります。同じ理由で、5以降のドラゴンクエストも辛くなってきます。

特に、ドラクエ7は短編集的な作りになっているため、必然的に強制的に見せられるイベントシーンが多く辟易させられます。古いゲームばかりを例に挙げましたが、これは最近のゲームでも同じだと思います。

なぜ強制イベントやおつかいイベントを苦だと感じる人とそうでない人がいるのか?これはやはり、ゲームに対する関わり方の違いだと思います。自由に操作して能動的に動けることにゲームの魅力を感じるタイプの人は、ゲームで不自由を強いられるのを嫌うだろうし、ゲームは映画のように受動的に楽しむ側面もあるという感覚を持ち合わせている人は、唐突に始まる強制イベントにもそれほど不快感を覚えないのでしょう。つまり、ある種の人にとってはやらされている感を覚えるものでも、別のある種の人にとってはそれ自体がエンタメであるわけです。

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自分に合ったゲーム

上記を踏まえると、自分にあったゲーム、自分が本当に楽しめるゲームを見分けるためのひとつの基準が分かってきます。

例えば、「このゲームは楽しいは楽しいんだけど、強制イベントやおつかいイベントが多くて鬱陶しいな」と感じるゲームがあったとしましょう。あるゲームについてこういった感想を持った場合、本質的にそのゲームとの相性は悪いと判断できます。ある点では楽しいと感じる部分があったとしても、ある点で大きな鬱陶しさを感じてしまうのであれば、それはそのゲームとの相性が悪いのです。なぜなら、ゲームを作る側は、実際に遊ぶ側の人が「鬱陶しい」と感じるような要素をあえて入れるはずがないからです。

ゲームを作る側が「これは面白いぞ」と思って作った強制イベントでも、強制イベントが嫌いな人にとってはウザいだけなのです。ゲームに限らず何でもそうですが、相性があるのです。

すごく当たり前な話ですが、いくら世間的な評価が高いゲームでも、自分と相性の悪いゲームは楽しむことができません。世間の評価(レビュー点数の高さ)=絶対的な面白さではないわけです。

余計なストレスを感じることなく楽しくゲームを遊ぶためには、自分はどんなタイプのゲームが嫌いなのかについて自覚的になった方が良いでしょう。変な先入観を持ってゲームを選んでしまうと、今までの価値観を覆すような凄いゲームに出会えなくなるという危険性もあります。しかし、やはりゲームは楽しめてナンボだと思います。あなたがいくらバイオハザードのゲーム性やシステムが好きだったとしても、そのグラフィックや絵がどうしても生理的に苦手なのであれば、あなたにとってバイオハザードは相性が悪いゲームだと判断すべきでしょう。

ゲーム性とはかけ離れたところでストレスや苦痛を感じるゲームは、自分と相性が合わないのだから遊ばない方が良い、というのが僕の持論です。

自分にとっての最高のゲームは、往々にして世間の最大公約数的な評価を獲得しているゲームではない、他のところにあります。余計なストレスを感じない、自分史上最高のゲームと出会うために、それまで何となく好みじゃないと思い込んでて手を出さなかったジャンルのゲームに触れてみるのも良いかもしれません。ずっと自分はRPGが好きだと思ってたのに、実際に遊んでみるとアクションが一番性に合ってた。そういう経験をした人も少なくないと思います。

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