ドラゴンクエストとファイナルファンタジーではどっちが面白い?

いまだに国民的RPGと呼ばれる「ドラゴンクエスト」シリーズと「ファイナルファンタジー」シリーズ。非常に今更感がありますが、この2シリーズのうち面白いのはどちらか?というテーマで書いてみます。とはいえ、これほど完成度の高いゲームになると、面白いかどうかはもはや主観によるとしか言えません。客観的に判断することは難しい。なので、今回は思いっきり僕の主観で検討していくことにします。

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ドラクエとFFの最大の違いは、ゲームがプレイヤーに要求する遊び方

単純にゲームとして見たときドラクエとFFの最大の違いは、「どのようなスタンスで遊ぶことをプレイヤーに要求するか?」という点だと思います。ドラクエもFFも同じRPGというジャンルではあるけれど、ゲームと対峙する際のプレイヤーの心の持ち様みたいなものが異なってくるのです。もちろん、どうやって遊ぶかはプレイヤーの自由なのですが、ドラクエとFFとでは本質的に遊び方が違う様に思います。

まずはドラクエですが、こちらの主人公はあまり個性がありません。外見ビジュアルや生い立ちといった最低限の設定はあるものの、基本的にゲーム中で言葉を発することはなく、プレイヤーの意思とは裏腹な行動をとることも多くはありません。したがって、プレイヤーがドラクエの主人公に自分自身の思考やパーソナリティを移入する余地が大きいということになります。

一方、FFはドラクエの逆です。つまり、主人公が細部にわたって個性づけられており、ゲーム中にどんどん喋るし、プレイヤーの意思を無視した行動に出たりします。したがって、プレイヤーが主人公キャラに自己を投影する余地は少ないのですが、それがFFの魅力でもあります。なぜなら、FFはあらかじめ緻密に設定されたキャラに成り切って遊ぶRPGだからです。

まとめると、ドラクエはプレイヤー自身がゲームの世界に入り込んで能動的に遊ぶRPG。FFはプレイヤーは自己を滅し、映画のような壮大なストーリーに身を置く個性的なキャラになりきって遊ぶRPGと言えるのではないでしょうか。いわゆるコスプレイヤーと呼ばれる人たちがFFのキャラに扮することが多いのも、そういうことでしょう。

ちなみに、RPGに限らず、多くのゲームはドラクエ的な「自己投影型」と、FF的な「キャラなりきり型」に分けることができると思います。

僕自身はどちらが面白いと感じるかというと、以前は圧倒的にドラクエでした。自己投影型のRPGの方が性に合う。ただ、初期のFFはマシンスペックの制限から派手な演出ができないなどの理由もあって、ドラクエ的な自己投影型RPGでした。なので、FF5(せいぜいFF6 )あたりまでは割と好きでした。最近はFF的なキャラなりきり型のRPGの良さも分かってきた感じがします。

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世界観の違い

RPGというジャンルにおいて、ゲームプレイの舞台となる世界は非常に重要です。世界観に対してプレイヤーが興味を抱けなければ、そもそもその世界でロールプレイする気にならないからです。

それでは、ドラクエとFFの世界観はどうでしょうか?共通するのは、どちらも中世ヨーロッパ的な雰囲気をもっているという点です。ただし、FFは近未来的な世界観をもっているナンバリングタイトルもあります。ドラクエの場合は、初代から最新作まで中世ヨーロッパ的な世界観で一貫していますね。

どのような世界観だったら面白いかという点も、やはり人それぞれの好みに依拠します。しかしよく考えてみると、多くのRPGは中世か近未来のどちらかを舞台としています。あるいは、古代ローマや、地球を飛び出した宇宙空間などでしょうか。突拍子もない世界より、中世や近未来といったある程度現実味のある世界の方が冒険活劇感を味わえるし、RPGというジャンルとも相性が良さそうです。

RPGにおける世界観自体は、どのゲームも中世か近未来に収束することを考えると、単純にどんな世界観かという点だけでは、それほど好き嫌いは分かれないのかもしません。

ストーリーの違い

世界観よりも好き嫌いが出るのはストーリーなのだと思います。ここでいうストーリーとは、ゲームの大まかな流れとしてのストーリーだけではなく、登場するキャラクターのセリフやゲーム内の演出を含めた総合的なものです。こういった意味でのストーリーは好き嫌いがハッキリ出やすいと思います。

たとえば、ドラクエにしろFFにしろ、ざっくり言ってしまえば最終的に巨悪を倒すストーリーという点では同じです。しかし、そのストーリーをプレイヤーに伝えるための演出やキャラのセリフ回し等にはかなりの違いがあります。ドラクエのそれは漫画的であるのに対し、FFのそれは劇画的、映画的です。ここだけで判断すると、ドラクエは子供向け、FFはもう少しだけ年齢層の高いティーンエイジャー向け雰囲気があります(一概には言えませんが)。

そういった意味でのストーリーで僕が惹かれるのは圧倒的にFFの方です。しかし、実際にプレイしてみると一点だけ非常に性に合わないところがある。それが、FF特有の青臭さ(思春期っぽさ)です。具体的には、主人公をはじめとする主要キャラのセリフ回しです。これがどうにも受け付けない。「FFはキャラなりきり型RPGなのだから、青臭いセリフも含めて楽しめばいい」ということは分かってはいても、どうしても冷めてしまう。例えば、FF7の序盤でティファが「あー!可愛い幼なじみの頼みも聞かないで行っちゃうんだ!」と言って主人公を引き止める台詞がありますが、あのあたりから「うん?ちょっと肌に合わないかも」って気がしてくる。サイバーパンク的な世界観が良いだけになおさら。

一方のドラクエはFFよりももっと子供っぽくはあるけれど、FFのような青臭さは感じません。だからこそ、大の大人でも童心に帰って楽しめるのではないでしょうか?まあ、これも好き好きですけどね。

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システム面の違い

ドラクエとFFは、元々のベーシックなゲームシステムは同じです。つまり、新たな場所に行ってNPCとコンタクトをとるなどしてストーリーを進めつつ、フィールドで突然出会う(エンカウント)敵とコマンド入力による戦闘を行い、経験値を溜めてキャラをレベルアップさせたり固有のスキルを身につけて成長させていくという、オーソドックスなシステムです。

しかし、FFシリーズは冒険的で、毎回のようにゲームシステムに新たな要素を付けたり、大きな変更を加えてきました。FF2では早くもレベルやクラスの概念を省いたり、「ワードメモリーシステム」という非常にオリジナリティの高い要素を加えています。

一方のドラクエは、ジョブチェンジできたり、モンスターを仲間にできたり、好みのスキルを選んで強化できたりといった変更点はあるものの、基本的なプレイ感覚はシリーズを通して大きく変わるものではありません。

僕の好みはどちらかといえばFFです。やはり、せっかく違うゲームを遊ぶのであれば違ったプレイ感覚を楽しみたい。とはいえ、先ほども書いた様にFFは映画的な演出を重視した作品であるため、頻繁に強制イベントが発生したり、場面場面によって移動できる範囲も限られていたりするため、ストーリーの進行を度外視してシステムで遊ぼうとするともどかしさを感じてしまうことが多々あります(武器屋に行きたいのに今はダンジョンから出られない、など)。

ドラクエのシステムは親しみやすく、誰でもスッと入っていける懐の広さはあるものの、どれも似たようなプレイ感覚であることは否めません。まあ、それがドラクエの良いところでもあるのですが。

総合的にはドラクエが好き

今回はドラクエとFFでは主観的にどっちが面白いか、というテーマで書いてきました。まだまだ考察すべきところはたくさんあるような気がするのですが、結論としては、僕はドラクエの方により面白さを感じるということが自覚できました。

FFはナンバリングによってシステムが変わりますが、だいたいどれも好きです。しかし、例の青臭い部分が決定的に受け付けない。青臭い強制イベントが始まった日には、そこでゲーム機の電源を落としたくなります。

一方のドラクエにはそういった不満はないので、どのナンバリングもシンプルな王道RPGとして楽しむことができます。ただ、もっとシステム的に冒険して欲しいとか、もう少し海外のRPGのような大人びた雰囲気にして欲しいなどという希望はありますが、それだともはやドラクエではなくなってしまいますね。

最後に、僕はドラクエのカジノで遊んだことはほとんどありません。

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