「我思うゆえに我あり」という言葉でも有名な、フランスのルネ・デカルトによる著書『方法序説』をざっくりご紹介。

スポンサーリンク

方法序説は科学論文集の序文である

フランスの数学者・哲学者であるルネ・デカルトの代表的な著作物が『方法序説』です。1637年出版。
数ある有名な哲学書の中でも、トップクラスに知名度が高い作品です。

正確にいうと、『方法序説』は500ページを超える大著の最初の78ページ部分に当たる序文となります。

本書が発行された時代のヨーロッパは、キリスト教の教義にそぐわない学問が激しく弾圧されている時代。本書の中でも、地動説をとなえて宗教裁判で有罪判決が下されたガリレオ・ガリレイについて触れられています。このあたりの背景も踏まえておくことで、より興味深く読めるのではないかと思います。

理性で真理を探求する方法

『方法序説』は第1部から第6部に分けられていますが、メインとなるのは第2部から第4部。
ここにおいて語られるのが「真理探求方法」、「道徳。当座に生きていくための生活の指針」、「すべての思想のスタート地点となる哲学の第一原理の宣言」です。

簡単にご紹介します。

スポンサーリンク

真理探求方法

  1. 明らかに真であること以外は、判断材料として受け入れない
  2. 難問はできるだけ小さく分割して考える
  3. 思考はもっとも単純なものから始め、より複雑なものに順序よく昇っていく

道徳。当座に生きていくための生活の指針

  1. 我が国の法律と慣習に従う
  2. 一度決めたことは、たいした理由もなしに変更しない
  3. 自分にはどうしようもないことに執着しない

哲学の第一原理

これが有名な「我思うゆえに我あり」です。

「不確かなものばかりのこの世界で、間違いなく絶対的な真理と言えるのは自分の存在である。なぜなら、こうやってアレコレ思索することができるのは、自分という存在があるから」という意味ですね。

といっても、現代では「自分(自我)なんて存在しないよ〜」という科学者、哲学者もいますが、この話はまた別の機会に。

最後に

『方法序説』はページ数が少ないですし、読んで理解するための特別な前提知識を必要としません。なので、これから哲学書を読んでみたいという初心者にもおすすめです。

巷に大量のフェイクニュースが溢れかえっている昨今においても、ファクトベースで考え、判断し、生活していくための指針にすることができます。


スポンサーリンク