
「ブログを書きたいけど、なかなか手が進まない」という場合、原因は色々考えられますが、ブログの文章に対する思い込みが悪さしている可能性もあります。
これは僕の実体験でもあるので、参考にしてもらえれば幸いです。
ブログの文章は完璧である必要はない
まず、何事もマジメに考えがちな人にありがちな傾向だと思うのですが、ブログはあくまで個人がネット上に発信する文章にすぎません。
教科書や論文、学術書といった、読者がお金を払って読む有料コンテンツではないんです。
「ブログは完璧でなくて良い」というと少し語弊があるのですが、ここで言いたいのは要するに「正確な情報を伝えるでなくても全然OK」ってことです。
別に有料で配信する文章でもないので、何を書こうと個人の自由ですよね。
文章の内容が正しかろうが間違っていようが、発信することは法に触れない範囲で言論の自由によって権利として保障されています。
サイトとブログの違い
インターネットのページには主に「サイト」と呼ばれるものと「ブログ」と呼ばれるものがあります。
基本的に「サイト」とは、あるジャンルやテーマについての情報をまとめたもの。
「ブログ」とは、有り体に言えば「日記」のようなもので、一人の書き手による文章をメインに作られています。
とはいえ、「サイト」と「ブログ」の境界線は曖昧で、例えばワードプレスは基本的にブログ作成ツールとして作られているのですが、サイト作成ツールとしても使えます。
「サイト」はしっかりしたコンテンツが必要というイメージがあり、ちょっと敷居が高く感じますよね。
かといって「ブログ」より「サイト」の方が優れているとは思いません。
割と教科書的で情報の羅列になりがちな「サイト」より、書き手個人の主観が入りまくった「ブログ」の方が読んでいて楽しいですし、参考になることも多いです。
何が言いたいかというと、「サイト記事ではなくブログ記事を書こう」ってことです。
ブログの目的は文章で伝えること
「サイト記事」という意識で文章を書こうとすると、どうしても「読者にとって有益な記事を書かなければならない」という思考に陥りがち。
でもブログってベクトルが違うと思うんです。
書籍みたいに「はい、これが私の研究成果や思想を体系的にまとめた渾身の1冊です!興味のある方は購入して読んでみてください!」と、値段をつけて販売するものではありません。
ではなくて、ブログはもっと気楽なもの。
「文字制限のないTwitter」くらいな心持ちで、気楽に書いても良いんです。
ブログを書く目的は、画面の奥にいる読者に、自分の考えていることを文章で伝えること。
「内容が間違ってたらどうしよう」とか、「こんな下手くそな文章で発信していいのかしら」などと心配する必要はありません(これを気にすると僕も記事を書けなくなるので、割り切って投稿しています)。
文章版ユーチューバーのノリで記事を書く
ユーチューバーの人たちって、大した内容じゃなくてもどんどんと動画を投稿してますよね。
別にみんながみんな喋りが上手いワケでもなく、動画ネタ自体も本当にとりとめのないものだったりしますが、それで「内容の無いものをアップするな」と批判されることはあまり無いと思いますし、批判される謂れもありません。
それなのに、文章メディアとなるとどうしても「ちゃんとした文章と内容を書かないといけない」という意識になりがち。
動画か文章というメディアの違いだけなのに。
なので、「文章版ユーチューバー」 みたいなノリでブログと向い合えば、堅苦しく考えすぎて記事が書けないということも少なくなると思います。
ユーチューブと比べてブログならではの強みとは?
最近、ブログはオワコン、これからはユーチューブ(動画)の時代だ!という声をよく聞きます。
確かにもうすぐ5Gが来ることもあり、今までより気楽かつ快適に動画が再生できる環境が整いつつあります。
また、動画は再生ボタンを押したらあとは見るだけなのに対して、文章は能動的に文字を読んで理解していく必要があり、視聴者側に若干のエネルギーを要求します。
つまり、ブログよりユーチューブの方が気楽に楽しめるってこと。
そういった意味で「ブログはオワコン」なのでしょう。
ただ、ブログにはブログなりの強みというものがあります。
例えば動画の場合は、基本的に最初から見続けないと内容を把握できませんし、音声を鳴らせる環境でないと視聴できません。
一方ブログは、1記事の中で読みたい項目までジャンプしたり、ザッと流し読みして数秒で全体を把握したり、それで必要な情報をゲットできる場合も多いでしょう。
こういった点は明らかに文章メディアであるブログが優位ですよね。
最後に
ちょっと話題が脱線してしまいましたが、「ブログとは文章を介して読み手に伝えるメディア」ということを意識したら良いですよってお話でした。
読者と対話するつもりで気軽に書き始めましょう。
リアルな会話と一緒で、いったん書き始めると意外と話が膨らむものです。
この記事も、記事タイトルのことについて伝えるなら500文字くらいで終わったはずですが、結果的に2000文字を超えましたから。