他の人がどんな流れで作曲をやってるのかって結構気になりませんか?
僕はめっちゃ気になります。

 

曲の断片はできるものの、なかなか完成させることができなくて「作曲ムズすぎ!」と頭を抱えていた時期、きっとどこかに「禁断の魔術的作曲セオリー」(笑)みたいなものがあるんだと、バンド仲間などの作曲ができる人に聞きまわったりしてました。

 

が、返ってくる答えはいつも曖昧なものばかり。

 

せいぜい、

「コードから作る」

だとか

「鼻歌にコードを付ける」

だとか

「なんとなくできたギターリフから膨らましていく」

とか、その程度。

 

たぶん、その人なりの複雑な思考回路で作っているので、「具体的に説明しづらい」、「面倒くさい」という部分もあるかと。

ってワケで、今回は僕のおおまかな作曲の流れを見ていただこうかと思います。

 

 

作曲の行程

曲の土台と骨組みを固める

最初に曲の大枠を決めてから、だんだんと細かな部分の作り込みに入っていきます。
新しく家を建てる時を考えてみると、しっかりとした土台(土地)の上に基礎を作り、柱、屋根というように外側から固めていきますよね。

 

曲作りもこのように考えると次に何をやるかが明確になっていいと思います。
後で変更も出来るので、とりあえず決めてしまうのが大事。

作りたい曲の雰囲気

曲作りの出発点。
どんな感じの曲を作りたいのかを明確にします。

 

ここがしっかりしてないと、ゴールのないマラソンを走るのと同じで、スタートを切ったはいいものの、あっち行ったりこっち行ったりで時間ばかりかかって、最終的には疲弊して終わりです。

 

練習目的ならそれでもいいんですが、曲を完成させるという目的がある以上は、向かうところをはっきりさせておきましょう。

今回は

 

  • 牧歌的でゆるい雰囲気のインストゥルメント曲

 

を作ることにしました。

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曲の構成

Aメロ、Bメロ、サビなどの、曲の進行上の構成です。
今回は説明用なので短い曲にします。

 

  • Aメロを2回繰り返してエンディング

 

コード進行

牧歌的でゆるい雰囲気というテーマなので、馴染みがあって安心感のあるコード進行を選びました。

 

Aメジャースケールをトニックから一つずつ下がっていく進行。
ドミナントのE7のまま解決しないで終わらせようと思います(半終止)。

 

  • A→E/G#→F#M7→E→D→A/C#→Bm7→E7

 

以前の記事にも書いた、コードトラックを作っておきます。

使う楽器

牧歌的というテーマなのでオーボエが真っ先に浮かびました。他は和音も出せるアコースティックな楽器をチョイス。

 

  • オーボエ
  • クラシック・ギター(ガット・ギター)
  • バイオリン
  • ピアノ

 

ここまでで決まったものをStudio Oneに用意したのがこちら。

 

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メロディーを考える

外枠ができたら、一番大事なメロディーを考えます。
メロディがないタイプの曲を作りたい場合でも、メロディを感じさせる何かは必要だと思うので、この時点で作ります。

 

鍵盤を使って適当に弾いてみるんですが、スケール内の音、スケール外の音を意識的に弾けるといいですね。

でも、

 

おかしな音程を鳴らさないことに神経を使うよりは、気持ちのおもむくままに弾いた方がいい

 

と思います。

 

自分で口ずさんで気持ちのいいメロディがどうかが大事かと。(←重要!)

 

今回はギターでメロディを弾きます。
A1のメロディを作った後、同じモチーフを散りばめながら作った別の形のメロディをA2に置きます。

 

和音(コード)を担当する楽器を決める

コード感の出し方は色々なパターンがあると思うんですけど、今回はシンプルにピアノをコードバッキングに徹させます。
すでにコード進行は決まっているので、弾いて録音するだけですね。

 

楽器を加えて豊かにしていく

ここまでで曲のベーシックな部分はいちおう完成しました。

 

先ほどの建築でいうと、雨風をしのげてとりあえず住める状態。
このままだと味気ないので、要素を足していきます。

 

気をつけたいのは、なんでもかんでも足せば良いってわけじゃないってこと。
ハッキリとした役割のない音は不要。

 

無駄に溜め込むとゴミ屋敷になるのと一緒ですね。

 

さて。
オーボエとバイオリンが残っています。
バイオリン単体は居場所が無さそうだったので、ビオラとチェロを加えたストリングスとしました。

 

  • Aにオーボエの裏メロ
  • A2にストリングスの裏メロ

 

オーボエはA2からギターと同じメロディを吹きます。
メロディがストリングスに埋もれないようにという補強の役目。

 

 

完成した曲

僕の曲作りの大まかな手順はこんな感じで、細かい編集やミックスが終えたら完成!
そのあたりの作業は長くなるので割愛させてください(^^;

 

最後に、出来上がった曲と使った音源を。

使用した音源

クラシック・ギター

Presence XT (Studio One付属) /PreSonus

オーボエ・ストリングス

Miroslav Philharmonik 2 /IK Multimedia

ピアノ

The Grandeur (KOMPLETE11) / Native Instruments