Studio One 3付属のエフェクトは、他のDAWと比べても高品質で使いやすいものが揃って流という印象です。
今回は無償で配布されているStudio One Primeにも付属しているもっともベーシックなエフェクトとも言えるChannel Stripの使い方を。

Channel Stripとは

Channel Strip
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コンプレッサー、エキスパンダー、EQ(イコライザー)がひとつになったエフェクトですね。
Studio One 3にはコンプレッサー、エキスパンダー、EQが単独の専用エフェクトとして別に用意されていますが、それらを使うまでもないざっくりとした処理をしたい場合は、このChannel Stripの方が手っ取り早く、しかも1つのエフェクトで済むので便利です。

 

機能としては、おおまかに4つのセクションに分けることができます。
左側から順に見ていきましょう。

LC(ローカット)

文字通り、低音域をカットするエフェクトです。
ピアノやドラムのキックなどは、かなり低音域まで出る楽器ですが、単体で聴くとダイナミックで良い音に聞こえたとしても、ひとつの楽曲の中のアンサンブルで聴かせようとすると、
他の楽器と馴染まず浮いて聞こえたりモコモコしたサウンドになったりします。

 

また、ここで詳しい説明は省きますが、マスキングという現象の原因にもなりやすいので、低音域をうまくカットして住み分けを作ることが重要になってきます。
LCボタンをポチッとするとローカットが適用され、Freqつまみでカットの起点となる周波数帯域を設定できます。

 

例えばピアノやエレピを一般的なポップスなどで使う場合、Freqを200Hzあたりに設定してがっつりカットすることが多いのではないでしょうか。

Compress

大きい音を叩いて潰すコンプレッサーのセクションです。
パーセント表示のつまみがひとつだけ。

 

圧縮比率、スレッショルド値の表示がないので、どういう風に圧縮されているのかが
分かりません。

リダクションメーターも無いです。
深くかけるほどGAINも自動で上がっていくので音色の変化を聴いて調整します。

 

コンプの動作するスピードの設定はFAST,MIDIUM,SLOWの3種類。

Expand

Cmpressとは逆で、小さい音を減衰させるエフェクトです。
ドラムのタムのモワッとした余韻を早く切りたい場合などにも使えますね。
FAST,MIDIUM,SLOWはCompressと共用になってるので、セットで使うってことですかね。

EQ

3バンドイコライザー。
LowとHighはシェルビングタイプとなっています。
Q幅は弄れませんが、その分シンプル。

Adapt Q

オンにするとEQのQ幅を自動で設定してくれます。
EQのゲイン値が大きいほどQ幅を狭くするので、
目的に応じてオンとオフを使い分けたいところですね。

GAIN

Channel Stripのすべてのセクション通過後の信号のゲインを調整します。
Autoボタンをオンにすると、入力音量と出力音量が同じ値に自動設定されます。

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最後に

すべてがアバウトにしかかけられないエフェクトですが、その分直感的に使いやすいです。
とりあえず、すべてのチャンネルのインサートスロットの1番目に挿しておいて、必要に応じてオンにして使うというやり方も良いのではないでしょうか。

 

ちなみに、Studio One 3の有料版であるARTIST及びPROFESSIONALには同じくチャンネルストリップのFAT CHANNELが付属しています。

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Channel Stripよりも細やかな調整ができるので、こちらをメインとして使うのもいいかもしれません。