クラシック音楽でよく見聞きするソナタという言葉とは何でしょうか?
ざっくりと簡単に説明します。

ソナタ形式とソナタは別もの

 

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そもそも、ソナタ形式とソナタは違うものを表してます。

ソナタ形式

第一主題、第二主題という二つの主題を持っていて、次のような形式になっています。

 

序奏

序奏は無い場合も多い

提示部

第一主題(主調)
第二主題(属調)

展開部

転調を繰り返して展開し、最後に元の調(主調)に戻る

再現部

第一主題(主調)
第二主題(主調)

コーダ

全体の締めくくる終結部

 

注目すべきは第二主題。
提示部では第一主題の属調であったのに対し、再現部では主調で演奏されます。

 

ソナタ

上記のようなソナタ形式を含んだ3〜4楽章からなる組曲をソナタとよびます。
基本的な構成は次のとおり。

  • 第1楽章 ソナタ形式 (主調)
  • 第2楽章 三部形式 (近親調)
  • 第3楽章 メヌエット(主調)
  • 第4楽章 ロンド形式(主調)

J-POPにAメロ、Bメロ、サビ、Aメロ、Bメロ、サビ、間奏、大サビみたいな形式化されたお決まりのパターンがありますが、ソナタ形式もその一種だと考えていいかと。

 

音楽にはある程度パターン化されていた方が聴きやすいですからね。
もちろん、パターンにがんじがらめになる必要はなく、上手に裏切ることで聴かせどころを作ることができます。

 

そう言った意味で、ベートーヴェンのピアノソナタ「悲愴」の第一楽章のソナタ形式なども、従来のルールに囚われない革新的な曲だったそうです。

ベートーヴェン ピアノソナタ第8番「悲愴」第一楽章