あなたにはメンターと呼べる人はいますか?
もしその人を心の底から信じ切っていたとしたら身を滅ぼすかもしれませんよ?

メンターとは

優れた指導者。助言者。恩師。顧問。信頼のおける相談相手。ギリシャ神話で、オデュッセウスがトロイア戦争に出陣するとき、自分の子供テレマコスを託したすぐれた指導者の名前メントール(Mentōr)から。

出典:デジタル大辞泉

悩んだり進むべき道に迷ったりした時に相談に乗ってより良い道に導いてくれる師匠のような存在。
ネットや書籍などで一方的に知っているだけで実際には面識がなかったとしても、自分の考え方や行動に大きな影響を及ぼす人はメンターだと言えますね。

メンターは複数見つけた方がいい

この人凄いなあって思える人と衝撃的な出会いをしてしまうと「この人について行けば絶対間違いない!」などという考えに陥ったりしますが本当にそうでしょうか?

盲目的な信者になると危険

特定の一個人をメンターにしてしまうと、その人の言うことは全て正しいのだと錯覚してしまう可能性があります。
メンターから聞いた話を自分の頭で今一度咀嚼して判断できる人だといいけれど、誰か一人について行こうとする人ってあんまり自分で考えたくない人だと思うんですよね。
判断を他人に任せっきりというか。

 

「この人の言うことは絶対正しいから、言われた通りにやれば全て上手くいく」
というのは思考することを他人に依存している状態=思考停止状態と言えます。

価値観の固定化を招く

メンターの言うことを盲信的にそのまま受け入れていると、物事に対する考え方や価値観が固定されてきます。
一つの事象に対して多様な考えた方が存在することに気が付かないと、自分の価値観にそぐわない意見に対して排他的になっていきます。

 

テレビ番組でもおなじみ工学者の武田邦彦さんがどこかでおしゃっていました。

 

「自分は政治的に左翼でも右翼でもないのに、ある一つの事柄についてだけ右翼寄りの意見を主張すると、全てにおいて右翼だというレッテルを貼られてしまう。自分は右翼グループの主張する全てに同じ考えを持っているわけではないのに、人々は半ば強制的に右翼か左翼のどちらかのグループにカテゴライズしたがる」

 

言い回しは違うかもしれませんが、ニュアンスはだいたいこんな感じ。
要するに、一つのグループだけに属するとそのグループの固定観念に染められてしまう危険性があるということです。

メンターを複数見つけるメリット

そういうわけで、メンターは沢山いた方がいいです。
そのメリットを書いていきます。

選択肢が広がる

基本的に、メンターは自分の経験則に基づいて話をすると思うんですよ。
「自分はこうしたからあなたもこうすれば大丈夫」とか。

 

「来るべき未来に備えてこれから進むべき方向」などを語ったりするかもしれませんが、それはまだ誰も経験したことのないもので、単に経験に基づく予測でしかありません。
たったひとりの考えに盲目的についていくのはあまりにもリスクヘッジできていないと言わざるを得ない。

 

例えば、あることについて色んな人の意見を聞いてみると、ある人はAが正しいと言ってるのに、別の人はBが正しいと主張してることが分かりました。
どちらの人も人々から尊敬されている存在です。

 

ここであなたはAという意見、Bという意見があることに気がつきました。
ということは、CやDという意見もあるかもしれません。
世の中には多種多様な考え方があるということに気が付けます。

揺らぎない考え方のコアが身につく

 

できるだけ多くの情報を取り入れてた上で自分のフィルターを通して決断すれば、例え上手くいかなかったとしても失敗を次の判断へ活かせる唯一の方法なのではないでしょうか?

 

先人の教えって結果論に過ぎないんですよね。
上手くいったやり方を後で理論的に説明しているだけで、後追いが表面だけ真似てみてもタイミングが遅ければいい結果は出ないし、良くて少ないパイを奪い合うだけ。

 

だから、先人が具体的いどういった行動をしたかということより、どういった思考でその行動に至ったかを考えることが大事ですね。

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メンターの探し方

誰でもひとりくらいはメンターと呼べる存在はいると思うので、そこからどうやってメンターを増やせばいいのかを考えてみます。

ルーツをたどる

同じジャンルにおいて他のメンターを見つけるには、メンターのメンターを探すのが速いです。
まずメンターが尊敬している人を探し出して、さらにその人を起点に横や上方向のつながりを見ていくと、考え方や価値観の異なる人に出会えます。
ただし、同じようなジャンルに属してる人は価値観も似たり寄ったりな可能性が高いので、もっと見識を広めるためにはという話を次に続けます。

普段やらないようなことをやる

普段やらないようなことをやったり行かないような場所に行ってみると、物の見方が変わります。

 

あまり見たことのないジャンルの本や映画、行ったことのない施設、お店、イベントなどに積極的に参加してみると、固定観念がぶっ壊されるような瞬間が少なからずあるはず。
答えが出せなくて困ってたようなことが一発で解決したりすることもあるので、あまり興味のないことでもとりあえず片足だけ突っ込んでみることをおすすめします。

いつめんと会う頻度を減らす

いつものメンバーで集まるのは居心地はいいかもしれないけど、新鮮さはあまりないですよね。

 

いつめんとマイルドヤンキーはほぼ同義語だと思います。

 

同じような価値観を持った気の合う人たちばかりと交流していると、考え方や物の見方が固定化されていきます。
いつめんで集まって遊ぶ時も、いつめんじゃない人をひとりかふたりは混ぜておくだけで新鮮だし場も盛り上がるので一石二鳥ですね。

 

そして意外とそういった場で自分の生き方に多大な影響を及ぼすメンターに出会ったりするものです。

まとめ

生まれながらにして素質のある人は、メンターなんていなくても自分の考えだけでどんどん進んで成果を出していける人もいるかもしれません。

そんなものは持ち合わせてない僕らが意識すべきは、いかにマイルドヤンキーにならない環境に身を置くかではないでしょうか。