自己啓発本は好きですか?

僕もこれまでにいくつか読んできましたが、中には今でも読んでよかったと思える本はあるものの、ほとんどは時間の無駄でした。

特に読んでて気持ちいい自己啓発本は危険。そんな話。

強く願えば夢は必ずかなう系

理想を強く思い描くことは大事です。

 

現実と理想のギャップを埋めようとする”焦り”みたいなものが行動を起こす原動力になるし、理想の自分だったらどんな行動をとるだろう?と想像して、実際にその通りに行動してみると、周りの環境が徐々に変わり始めるというのも本当。

 

どの自己啓発本にもだいたい同じようなことが書いてありますね。

 

かの有名なナポレオン・ヒルの著書思考は現実化する」はとても分厚い本ですが、内容をひとことで要約するなら「理想になったつもりで行動しろ」です。

 

一番読んじゃいけないのが「強く願えばどんな夢でもかなう!」系。

 

字面だけ見るとそんなバカな!ですが、例えば数年前に大流行した「ザ・シークレット」の本や映像作品をみると、それなりに説得力があって信じちゃいそうになるんですよね。

 

70歳のおじいちゃんがオリンピックに出て金メダルを取るというのはどう考えても無理なんだけど、そう言った指摘に対してもいつの間にか丸め込まれてしまうような理屈をもって説得にかかってきます。

 

普通に考えたらなんの根拠もないし空想の上に成り立った理論でしかないんだけど、人間というものは自信満々に説得されるとハッキリとした根拠がなくても納得してしまう癖があるようです。だからあれだけブームになったんですよね。科学的裏付けがないものは何も信じないという大槻教授みたいな人は騙されないと思いますが。

 

先ほどの「思考は現実化する」もタイトルだけを見ると「ザ・シークレット」と同じような主張をしてるように見えますが、両者の実際の内容は別もの。

 

そもそも「思考は現実化する」という邦題自体が誤訳、超訳で、中身は普遍的なビジネス書。対するザ・シークレットは完全にお花畑。

 

「あなたの夢は強くイメージすることで現実になるのです。行動する必要はないのです」みたいなことまで言ってますからね。

 

 

ザ・シークレットを始めとするこういった論調の書籍はすごく罪作りだと思いますね。ファンタジーとしてはなかなか面白いので、興味があれば読んでみてください。

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そのままの君でいいんだよ系

まず、不特定多数に言えるようなセリフじゃないですよね。

 

自分の現状に不満を抱えているにもかかわらず何の行動もしてない人がコレ系の本を読んで「このままの自分でいいんだ」と納得でもされたら、何の成長もしないどころかますますダメになっていきます。

 

前述のザ・シークレットもそうですが、今の自分を肯定してくれる本は読んでて心地よいんですよねだって何も変える必要がないから。ただ心地よさを得られるだけで、結局は同じところに居座り続ける。何の解決にもならない。

 

現状維持は退化

 

めちゃめちゃ行動と思考を繰り返しながら確実に前進している人にだけ「そのままの君でいいんだよ」って言っていいのかもしれません。あとは、自分ではどうしようもない理不尽なことで虐げられてる人とか。

 

 

読んでもいい自己啓発本は

とはいえ絶対に自己啓発本は読まないほうがいいと言ってるのではなくて、乗り越えられそうもない壁にぶち当たった時に視点を変えて考えてみるきっかけとして読む分には良いと思います。

 

自分の身長の何倍もの高さの壁が目の前に現れたとして、自力で乗り越えようとしても無理じゃないですか。

 

ボルダリングみたいに正攻法では乗り越えられなくても、壁に沿って横の方に歩いていけばどこかに梯子がかかってるかもしれないし、通り抜けられそうな穴が空いてるかもしれません。

 

そんな風に、問題に対しての攻略法を探す感覚で自己啓発本と上手に付き合うことをお勧めします。

 

日本人著書の自己啓発本はホリエモンこと堀江貴文さんの本が何だかんだ言ってやっぱりいいです。特に「本音で生きる」は多くの自己啓発本が長々と書いてるようなことを実体験に基づいて端的かつ包括的にまとめられてる上に、全編にわたって行動することの大切さをこれでもかと強調しています。

最後に「本音で生きる」の前書きから

本書を読んで、自分にとって必要なことに気づいたら、きっともうこの本はいらなくなる。それがこの本が望む到達点だ。

 

パッと読んで、気づいて、この本は捨ててしまう、くらいが、やっぱり一番いいと思う。